腰痛

どのような状態ですか?

急性腰痛(ぎっくり腰)

重いものを持ったり、くしゃみをしたりなどふとした拍子になってしまうぎっくり腰。この痛みの主な原因は腰の筋肉のけいれんです。一番多いのが大腰筋という筋肉がけいれんして起こるものです。その他に起立筋という筋肉が原因の時もあります。

大腰筋のけいれんで起こっているぎっくり腰の特徴

  • 前かがみになったまま腰がまっすぐ伸ばせない
  • くしゃみをすると腰にひびく
  • 腰の表面の筋肉を押しても痛みがない

 

ぎっくり腰だと思ったら原因が別にあることもあります。痛みの場所や症状が似ているので勘違いしてしまうのです。多いのがこの二つ。

尿管結石

  • 腰をまっすぐ伸ばすことはできる
  • 身体を動かした瞬間に痛みがでるがじっとしていると比較的平気(体を動かすと石が動くため痛む)
  • 背中の下の方を叩くと、石が動いて痛む

腰椎骨折

  • じっとしていても痛く、起き上がるのも困難
  • 転倒した・尻もちをついたとういうきっかけがある
  • 腰椎に叩打痛がある
  • 高齢者

この場合、尿管結石は泌尿器科、腰椎骨折は整形外科へ行ってください

 

慢性腰痛

腰痛と一口に言っても人によって症状は少しずつ異なります。そのため問診でどのような時に腰が痛いか、どのような姿勢の時に痛みがあるかをお聞きします。慢性的に痛みのある方は痛みの悪循環が起こっていると考えられます。

痛みの悪循環

  • 筋肉の使い過ぎなどにより筋肉が疲労し硬くなる
  • 硬くなった筋肉により血管・神経が圧迫され血流障害が起こり酸素や栄養が行き届かず発痛物質が生まれ、溜まる
  • 痛みやコリが発生
  • 痛みやコリにより知覚神経が興奮しその結果交感神経も興奮し血管が収縮する
  • 血流が悪くなる

 

※鍼治療が有効な腰痛は筋肉が原因で起こっているものです。腰椎椎間板ヘルニア・腰椎すべり症・腰椎分離症・腫瘍など筋肉が原因でないものは効果がありません。

どのような治療をしますか?

鍼治療をすることで筋肉のけいれんや痛みの悪循環を取り除きます。

急性腰痛(ぎっくり腰)の場合治療のポイントとなるのは、けいれんを起こしている大腰筋です。

ぎっくり腰を年に何度も繰り返している人は、慢性的に腰の筋肉が硬くなっているため、ちょっとしたきっかけでぎっくり腰を起こしてしまいます。そのためぎっくり腰の症状が治まった後も腰痛治療を継続して行うことをお勧めします。

 

慢性腰痛の場合は痛みの出る姿勢によって治療のポイントとなってくる筋肉が変わってきます。

  • ●大腰筋(腰の深いところの筋肉) 
  • 腰をそらす動作で痛い・仰向けで寝ていられない・座った状態から立ち上がるとしばらく痛む
  • ●腰背部脊柱起立筋
  • 前かがみになると痛い
  • ●中殿筋(お尻の筋肉)
  • 椅子にずっと座っていると痛い
  • ●腰方形筋(腰の外側にある筋肉)
  • 腰をひねったり左右に曲げると痛い・椅子から立ち上がったり座ったりする瞬間に痛む
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患者様の自覚症状だけでなく、触診による筋肉の硬さや圧痛のある場所も治療の場所になります。